年齢:15歳
性別:男性
職業:中学3年生
症状:腰の痛み
原因:股関節の動きの偏りによって膝に繰り返し負担がかかっている状態
その他既往歴:特になし
【お悩み】
大会が近づく中で、思い切り走れないことが不安。
フォームを崩さず、痛みのない状態で走れるようになりたい。
【検査】
カウンセリングと動きの評価を行ったところ、骨盤や胸郭の左右差が大きく、体幹の安定性が低下していました。
特にスタート時やダッシュ動作の際にフォームが崩れやすく、腰まわりに過度な負担がかかる動きのクセが見られました。
また、股関節や背中の柔軟性にも左右差があり、全身を連動させた動きが出にくい状態でした。これらの要因が重なり、練習を続ける中で腰への負担が蓄積し、痛みとして現れていました。
【初回施術】
手技療法と運動療法を組み合わせて、骨盤・胸郭のゆがみを整え、体幹から足への連動をつくるアプローチを行いました。
走る動作で使えていなかった筋肉をしっかり働かせ、フォームの安定を図ることで、走行中の負担を軽減。
施術後は立位姿勢や軽いダッシュ時の動きに変化が見られ、動きやすさを実感されていました。
【6回目施術】
腰の痛みは大きく軽減されており、練習中も安心して走れるようになってきました。
ご本人も「なぜ痛みが出ていたのか」を理解されており、フォームの修正やセルフケアにも積極的に取り組まれています。
現在は月に3〜4回の来院を継続しながら、フォームの安定と再発予防を目的に、体幹ケアツールを使ったトレーニングも取り入れていただいています。
【同じ症状でお悩みの方へ】
部活の練習で腰を痛めたと聞いたときはとても心配でした。
でもこちらで姿勢やフォームを見てもらい、どうして痛みが出たのかをわかりやすく説明してもらえたことで、本人も納得して前向きにケアに取り組めています。
最近は練習後の疲れも減ってきたようで、動きにも自信が出てきたように感じます。